セルフオーダー

実際にお店でPOSシステムを導入・設置した裏話【2021.12】

こんにちは!

本ブログで飲食店で使われるセルフオーダーやモバイルオーダーの情報発信をしてきましたが、実際の飲食店にオーダーシステムをたくさん入れてきた実際の経験を「裏話」としてこっそり発信させていただきます。

約10年前からクラウドPOS登場!

管理人は、元々POSレジで使われる某プリンターをPOSレジ会社様に販売をしていた関係で、レジのアプリ(ソフト)会社様を徹底的に調べ、比較サイトまで作っていました。(現在は閉鎖しました。)

当時、パソコンをレジとして使うPC-POSを使ったPOSレジからiPadやAndroidタブレットを使ったレジアプリが雨後の筍のように登場していました。

何がどう違ったのでしょう?

【アプリはどこからでも売上を確認出来る】

Windowsパソコンを使ったPOSレジソフトは、お店の中にあるサーバー(PC)の中に売上情報を貯め込んでいる為、お店の外から売上情報を確認することが出来ません。1度作ったソフトはバージョンアップさせるには1から入れ直すスタンドアロン型です。

アプリ提供しているiPadレジなどは、どこかのサーバー内に売上情報を蓄積するもので、お店で使う端末をバージョンアップすると最新のバージョンにアップデートが可能です。但し、インターネット接続されていることが必須です。

PC-POSレジでもクラウドサーバーに売上情報を上げるサービスもありますが、リアルタイムではありません。➡【カシオのネットレジサービス】

上記のネットレジサーバーに売上データを預けるだけでも毎月5,000円から7,000円の費用が発生するのですが、iPadやAndroidタブレットをレジに使うアプリでも毎月のサーバー使用料と言いますか、利用料金が取られるようになりました。

飲食店向けアプリの利用料金は8,600円/月くらいから15,000円/月くらいかかり、今でも飲食店向けでは10,000円/月前後かかります。

出典:スマレジHPより

ハンディやテーブル設置タブレット

8年程前の2013年頃、iPadをテーブルに固定するセルフオーダーを提供していた会社は、ITOSクロスドリーム社、神戸デジタルラボ社(現:イグレック)くらいで、ほとんどのアプリ会社ではハンディから注文するオーダーエントリーシステム(略称:OES)を主に提供していました。

初期のA社は、iPodTouchをWiFi接続する為にAirMacExpressを送って使うようにしていましたが、そもそも「WiFi接続って何?」ていうお店様にとってはハードルが高く、使い方を丁寧に教えていませんでした。

東芝TECなどのPC-POS設置会社では、お店を訪問して機器を設置して使い方も教育して手厚いサポートをしていましたが、その分費用が高くチェーン店などの大きなお店でしか採用されませんでした。

iPadやiPodTouch、プリンターと無線LANルーターだけで使える「タブレットPOSレジ」はハード費用も安く、月々の利用料も5,000円/月~と比較的安価であった為どんどんと利用する店舗が増えたのですが、お店側ですべてを行うという会社もあった為、結構色々なトラブルが発生していました。

〇コンセント不足

設置する機器を充電する時にコンセントが必要ですが、結構お店の中にはコンセントが足りないということが多かったので100均などで二又コンセントを買って対応していました。

また、エプソンプリンターなどでは、アース付きの三又と呼んでいるコンセントに差す必要があり、普通のコンセントでは刺さらない為変換アダプターを用意する必要があります。

お店をOPENさせる内装工事の段階で、コンセントを増やしておくなどの対応をされることをオススメします。

お店の中のネットワークが・・・

2021年12月現在「利用店舗数578,000アカウント」とうたっているリクリートのAirレジでは、iPadとBluetooth対応会計プリンターさえあれば比較的簡単にPOSレジが使えます。

ただ、有料サービスのAirレジハンディを使って、キッチンプリンターに注文を印刷させる場合、お店の中のネットワークを構築する必要があるのです。

俗に言う「OES」で店員さんが注文したメニュー内容を、厨房に設置したキッチンプリンターに印字させる場合はこんなイメージになります。

出典:画像はNECモバイルPOSHPより

このようにお店の中のネットワークを理解していないと、オーダー端末からキッチンプリンターに注文が飛ばなくなった時の対応が出来ないのです。

実際の現場で起こっていたことは本当にたくさんありますが、

〇NTTと契約してフレッツ光回線工事は終わっていたが、インターネットに繋がっていなかった。

➡別契約をしていたプロバイダー(ISP)の情報を終端装置(ONU)に登録出来ていなかったことが原因!現地でプロバイダー情報を確認してPCで管理画面に入って登録することが度々生じていました。

画像:ホームゲートウェイと呼ばれるNTTの終端装置(ONU)

(最近は、終端装置(ONU)に無線LANルーターを有線LANケーブル接続してすぐに使えるものも出ています。)Softbank光のイメージ図↓ ↓ ↓

出典:Softnank公式HPより

〇居抜きの店舗で元々あった有線LANケーブルを流用した時、天井裏にLAN配線を分岐するHUBという機器が接触不良だった。

〇家庭用の無線LANルーターで、ある時間帯に電波干渉が頻発して繋がりにくくなった。

〇元々のインターネット回線が、ある時間帯に極端に速度が下がって、注文が飛ばなかった。

〇もう1台電波を発信する中継器(やアクセスポイント)の中間地点で、注文が飛ばないことが頻繁に起っていた。

〇ほぼ同時に複数注文を入れるとデータが無くなってしまった。

どうしてこんなことが起こるのか?お店の人にはわからない現象が多々生じていました。

単純なトラブルでは、

〇アルバイトの従業員が自分のスマホを充電する為にネットワークを繋いでいるHUBのコンセントを抜いていた!

などなど、もっともっと色々なことが生じていました。

※トラブルが生じる原因

100店舗以上のお店に設置をしてきた経験から、「地下のフロア」では色々な問題が生じていた。ということが印象に残っています。

WiFiの電波波形は、干渉が多い2,4Ghz帯では柱を回り込みますが、干渉が少ない5Ghz帯では直進性が高く「コンクリート柱」などの向こう側には電波が届かないという特性があります。

WiFi規格の特徴について

出典:エレコムHPより

802.11aの特徴に「障害物に弱いが電波干渉を受けにくい」と書いています。

※有線LANケーブル

次にトラブルが多かった記憶があるのが有線LANケーブルです。

LANケーブル詳細については、こちらのHPが参考となります。➡パソコン工房

居抜きの店舗利用のお店で、レジの下にあるLANケーブルがぐちゃぐちゃでどこに接続されているのか皆目見当がつかないお店も多かったです。

今まで使っていた有線LANケーブルを確認したところ「カテゴリー5」規格を使っているお店が多かったです。せめてカテゴリー6規格の有線LANケーブルと、LANケーブルを分岐するスイッチングハブのスペックも新しい製品に交換しておくべきかと思います。

その心は、新しい製品ほど安くて高性能だからです。

また、「断線」という目に見えないトラブルも多々生じます。なので、LANケーブルを市販品で購入される場合はぺったん子のものや細いものを選ばず、スタンダードのケーブルを選ぶことをオススメします。

参考HP

LAN工事屋さんが市販のLANケーブルではなく100m巻きのものを切断し、端末処理していた場合も接触不良を起こす可能性があります。

トラブルが生じた場合は、店内のネットワークにちゃんとpingが通っているのか?を確認してみないと原因が究明出来ないかもしれません。

そんなときに、iOSであれば無料のアプリ「fing」を入れておくと「接続中の全てのIPアドレス」を確認することが可能です。

fingアプリ

まとめ

ここには書ききれない程、お店のネットワークトラブルに遭遇してきました。

DX時代に評価されているクラウドを使ったPOSアプリですが、お店のネットワーク構築をちゃんとしておかなければ、万が一のときに復旧出来ない=お店が成り立たない、ということにもなりかねません。

Airレジのように「インターネット接続が切れても、復旧後に復活する」アプリであれば良いですが、各社の『ネット接続が切れたとき対策』もしっかりと調査しておくべきではないでしょうか?

最後に店内ネットワークは、プロに任せる!というのが安心です。

こちらの記事も実体験に基づき作成しています。訪問してみてください。↓ ↓ ↓

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【おことわり】

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